2010年08月29日

高尾山

今日は先日新調した、マインドルの「ヤリジャパン」という登山靴の試運転とボッカ訓練のため、高尾山に行って来ました。


これまでどんな山でも9800円で買ったトレッキングシューズで登っていたのですが、毎回下山時には足の裏が激痛で、にっちもさっちもどうにもブルドッグだったので、今回思いきって本物の登山靴を買ってみました。ちなみに価格は約4万円でした(泣)。

但し、ただの靴の試運転では芸が無いので、ボッカ訓練も兼ねて、荷物を10キロほど適当に詰めて午後2時に自宅を出ました。

35リットルのザックを背負い、
ヤリジャパンを履き、
文庫本の『孤高の人』を片手に高尾山に向かう、

という
離れ業も苦も無くこなし、電車(京王線)は高尾山口駅に到着しました。
京王線の高尾山口駅を出て右手に向かい、ロープウェイの高尾山口駅の左手から稲荷山コースに進入。ノースフェイスの黄色い速乾性シャツを着てたせいか、スズメバチに追っかけられながら約1時間で高尾山の山頂に到着しました。

高尾山にはロープウェイがあるので山頂と言えどもサンダル履きの輩がいたり、ワイシャツにネクタイ姿の輩がいたり、パソコンを広げて仕事
してる輩がいたりで山に登った気は全くしませんが、訓練には丁度良い感じです。

さて、肝心のヤリジャパンですが、何よりも驚いたのがそのソールの硬さです。歩いてもソールが全く曲がらないので、まるでスキー靴で歩いているような感じです。岩の上を歩いても、下に岩がある気が全くしません。これなら北鎌だろうが大キレットだろうが井の頭公園だろうが、苦もなく走破できる筈です。今まで下山時におじちゃんやおばちゃんに他愛もなく抜かれるのが不思議で仕方がなかったのですが、漸くこれで理解できました。


山登りにおける疲労度は、靴の値段に反比例します。


柔らかい靴だと、登りで岩を踏んだりしているうちに膝関節に相当のダメージを負うので、下りではあっという間に膝が痛くなります。
下山時に膝が痛くなるという方は、ダブルストックよりも、先ずはちゃんとした登山靴に履きかえることをお勧めします。


と言う訳で、ヤリジャパンのおかげて帰りも殆どスキップしながら稲荷山コースで下山したのですが、履き慣れていないせいか、紐で締めつけられていた足首部分が打ち身のように痛くなってしまったので、もう暫く慣らし運転が必要なようです。


次は谷川岳の西黒尾根あたりで慣らし運転をしたいと思います。


それでは。

タグ:高尾山
posted by Kiyonyan at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

蝶ヶ岳・蝶槍

今日は。ようやくお盆も過ぎましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。今月の始めに夏休みを取って、家族で山形と宮城を旅行しましたが、東北地方も半端じゃなく暑かったです。でも取りあえずその話題はまた後日にしまして、今週末に日帰りで蝶ヶ岳に登って来ましたのでご報告です。

蝶ヶ岳は前回お送りした北アルプスの常念岳の南側にある山で標高は2677mです。蝶ヶ岳から常念岳への縦走ルートは、穂高連峰の絶景を眺めながら山歩きを楽しめる、国内でも屈指の人気ルートです。その代わりお盆を始めとするシーズン中は山小屋などは大変な混雑ぶりとなるようです。

さて、今回の山行にあたっては、前回敗退した常念岳にリベンジをかけようかとも考えていたのですが、二回続けて同じ山に登るのも
芸がないので結局蝶ヶ岳にしました。常念はまた暫く経ってからにしたいと思います。

金曜の夜は仕事をさくっと5時半に切り上げ自宅に戻り、準備万端整え8時頃に蝶ヶ岳へ向かい出発しました。ところが出発してから帽子を忘れたことに気付き、仕方なく途中にあったドンキホーテに立ち寄って帽子を買う事にしたのですが、金曜の夜のドンキホーテは大変な混雑振りで、帽子一つ買うのに結局30分以上もかかってしまいました。でもこのドンキ帽子、1980円ながら後々大活躍してくれたので結果的には30分ロスしてでも買って良かったです。


土曜の午前0時過ぎに中央道豊科ICで降り、三股駐車場に着いたのは午前1時でしたが、既に駐車場は5割以上埋まってました。皆さん一体何時に来てるんでしょうか。寝床を整えコンビニで買ったビールを飲みながら上を見上げると、空には正しく満天の星。都会では考えられない星の数です。コンビニで買ったビールが一層おいしく思えてきます。


朝は5時半に起床。本当は4時の予定だったのですが、予定通りに寝坊しました。この時間になると駐車場は完全に満車で、路上駐車もちらほら見られます。この登山口は非常によく整備されていて、駐車場には照明付きのトイレもあります。駐車場までの道路もよく舗装されており、普通の乗用車でも、全く問題なく辿り着くことが
できます。


<三股駐車場>
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駐車場から登山口までは歩いて15分程度。登山届を提出していざ登山道に入ります。


<三股登山口>
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登山口から暫くの間は、沢伝いの気持良い山歩きが続きます。20分位歩くと「力水」という水場に出ますが、この辺りから段々と道が険しくなって行きます。看板には「最後の水場」とありますが、この先の蝶沢まで行けば、また水は汲めます。


<力水>
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力水から暫くは余り面白みのない登りが続きますが、40分程歩くと急に視界が開け、北側に常念沢が物凄い形相で迫って来ます。


<鬼気迫る常念沢>

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登山口から約1時間半で、この登山道で唯一の平坦な場所である、「まめうち平」に着きます。ここから先はとにかく嫌になる位延々と登りが続きますので、ここで一度小休止を入れた方が良いと思います。自分の場合はここまでで既に身体中汗だくで、人間はここまで汗をかけるものなのかと思えるくらいの状態でした。しかしドンキ帽子は予想以上に高性能で、頭からどんどん汗を吸収し、つばからは絶え間なく汗がぽたぽたと滴り落ちてました。


<まめうち平>

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まめうち平から更に1時間程で、「蝶沢」に着きます。沢を上に登るとおいしい水が汲めますが、足場が悪いのでお気をつけ下さい。


<蝶沢>
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蝶沢から約2時間で大滝山分岐に出ます。ここまで来ると山頂は目と鼻の先です。周りには沢山の花が咲いていて綺麗な景色を楽しむことができるのですが、あいにくこの頃からガスが出てきてしまいました。


<大滝山分岐>
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大滝山分岐から階段を登って行くと、漸く蝶ヶ岳山頂に到着します。ガスのせいで余り展望は良くなかったのですが、たまにガスが切れるとそれはもう素晴らしい絶景を拝む事ができました。前穂高から大キレット、そして「槍」まで、一望のもとに見渡す事ができます。

<大絶景>
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山頂付近には「蝶ヶ岳ヒュッテ」と言う山小屋があります。その脇にはテン場があり、山頂で一泊して、のんびり過ごすのも悪くないかも知れません。


<蝶ヶ岳ヒュッテ>
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<テン場>

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山頂で湯を沸かし、家から持参したカレーヌードルを食べ、コーヒーを淹れて一服しようとターボライターに火を点けようとしたのですが、何回やってもうまく行きません。そう、何と、

電子式ライターは標高が高過ぎると気圧の関係で点火しない!

のです。これは全くの盲点でした。次回はフリント式のライターを持参することにします。
何はともあれ、バーナーで毎回煙草を吸うわけにも行かないので、山小屋泊まりはあっさりと放棄して下山することにしました。常念まで縦走して前常念経由で三股まで降りるというプランもあったのですが、その間何時間も煙草が吸えないのでは問題外です。


本当はそのまま直ぐに下山しても良かったのですが、せっかくここまで来たのだから、ついでに蝶槍まで行ってみることにしました。
時間は既に12時半を過ぎてましたが、まぁ、何とかなるでしょう。

蝶槍は蝶ヶ岳から常念岳に向かう縦走路の途中にあります。時間的には1時間あれば大丈夫だと思います。途中に蝶ヶ岳の三等三角点があります。


<三等三角点>
2010082213.JPG


この辺りの山は岩だらけなので、なるべく硬めのソールの付いた、しっかりとした登山靴が良いと思います。自分の靴は9800円のふにゃふにゃしたトレッキングシューズなので、歩く度に足の裏に激痛が走ります。


<岩山>
2010082218.JPG



暫くの間縦走路をぶらぶら歩いていると、突如として急登が始まります。登りきった所が蝶槍です。


<蝶槍>
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あいにくのガスのため、蝶槍からは何も見えませんでしたが、もうこれ以上我慢できないということで、リュックからバーナーを引っ張り出し、煙草に火をつけて一服してから直ぐに下山。煙草を吸いにわざわざ三股から登ってきたようなものですが、これがまた旨いんですよね。

<蝶槍山頂>
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蝶ヶ岳に戻ってきた頃には既に午後2時半を過ぎてましたが、とにかくライターに火が着く高さまで下らなければならないということで下山開始。結局ライターに無事に火が着いたのは標高2000mを過ぎた辺りからでした。

せっかくこんな良い山に来たのだからとついぶらぶらと寄り道しながら歩いていると、午後6時を過ぎたあたりから、周囲が急激に暗くなってきました。足元が良く見えないので足を滑らせて転倒したため、堪らずヘッドライトを点灯。熊が出ない事を祈りながら真っ暗な中を手探り、足探りで下ります。


幸い食料も水も沢山持っていたので、道に迷ったら合羽を着こんでビバークも考えましたが、沢の水量が増加したら流されてお陀仏でしょうし、かといって他に良い場所も暗くて探せないのでとにかく下り続け、ようやく三股の登山口に着いたのは午後7時過ぎでした。


<三股登山口(前掲)>
2010082216.JPG


ちなみにヘッドライトで照らすと道はこんな感じです。LEDなので光量が足りないかも知れません。


<ヘッドライト>

2010082217.JPG


蝶ヶ岳は北アルプスを満喫できる素晴らしい山だとは思いますが、日帰りで行くにはアプローチが長すぎるような気がしました。蝶槍まで行く方は朝4時には出た方が良いでしょう。7時位に出る方はヘッドライトと代えの電池を忘れずに。眼鏡をかけている方は代えの眼鏡もあった方が良いでしょう。


次回はまだどこに行くか決めていませんが、奈何せん東京から日帰りで行くには北アルプスは遠すぎるので、もう少し近場になるかと思います。


それでは!

<目的地>
蝶ヶ岳、蝶槍

<ルート>
三股、まめうち平経由蝶ヶ岳新道

<標高差>
1,397メートル

<歩行距離>
約12キロ

<日程>
8/21(土)

<タイムチャート>
06:20 三股駐車場
06:35 三股登山口 06:40
07:00 力水
08:10 まめうち平 08:20
09:10 蝶沢 09:20
11:10 大滝山分岐
11:20 蝶ヶ岳山頂 12:30
12:50 横尾分岐
13:00 蝶ヶ岳三角点
13:10 蝶槍 13:20
14:20 蝶ヶ岳山頂 14:40
15:10 まめうち平
19:00 三股登山口
19:20 三股駐車場

<コースタイム>
13時間

posted by Kiyonyan at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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